交通事故で精神的な後遺症もあるの?

後遺症認定を行うのは非常に難しいと言われている交通事故ですが、明らかに後遺症認定されると思われるような症状がなければ申請をしたところで却下されてしまうことが多い傾向になっています。
後遺症認定を行う際にそれぞれの等級に位置するような症状がなくてはならず、こうした症状を認めるにも様々な検査が必要になることや単純に申請をしているものの、話だけで認められるものではありませんので認定が降りるまで長い時間が必要になることもあります。

また見た目にはっきりとわかるような後遺症であれば時間を特に期間などを気にせず後遺症認定の申請をすることができるのですが、そうでなかった場合には、後遺症認定を行うための申請までにもある程度の期間が設けられています。
例えば高次脳機能障害であれば、交通事故発生から1年が経過しなければ申請を行うことができません。
メンタルや怪我については基本的に6ヶ月以上が経過していなければ申請することができなくなくなっています。

主に交通事故による後遺症といえば身体への危害や事故を原因としたさまざまな行動の縮小や生活への支障といった部分になりますが、それだけではなく精神的な部分からも後遺症が認められるケースがあります。
決して多い事ではなく、もちろん稀なケースにはなりますが、気になる場合には申請を行い認定してもらえるように取り組んでいくと良いでしょう。

 

精神的な後遺症は認定が難しい

精神的な部分での後遺症というのは見た目にわからないものですから、認定そのものも非常に難しく、なかなか認定されるものではありません。
一般的に交通事故による精神的な後遺症と言えばPTSD が挙げられますが、PTSD というのは自分自身が訴えている症状だけではなく、あくまでも周りの人が見て明らかに事故前とで大きな変化が現れてしまった場合や、仕事にも大きな支障が出る場合、同じく日常生活にも大きな支障が出る場合となります。

例えば仕事をしていても交通事故によるフラッシュバックが起きてしまうと突然仕事が手につかなくなり、自分自身でも感情をコントロールできず、周りをひっちゃかめっちゃかにしてしまうといった場合や、通勤途中でも車の大きな音を聞いたりすると体が硬直してしまい思うように動けなくなってしまうため、この症状が原因で遅刻するようになってしまったなどといった場合になります。
誰がどう見ても過剰な反応過ぎると思えるような症状が幾度も続く場合にはPTSD として後遺障害認定されるケースもあります。

ただし前述の通り申請までにはある程度の期間が必要となるため、交通事故発生から6ヶ月以上が経過しているにもかかわらず、このような症状の収まらない場合に初めて認定するための検査ということになります。
上記した以外にも悪夢を見続けてしまうため思うように眠れなくなってしまうことや、テレビを見ていても交通事故のシーンや当時自分が乗っていた車などが放送されるとパニックに陥ってしまうといったケースではPTSD として認定されることがあります。

 

専門的な医師に検査をしてもらうことが大切

PTSD の場合には簡単な検査で診断できるものではありませんので、専門的な知識を持っており、非常に細かな部分まで検査をしてくれるようにお願いしなくてはなりません。
近所にメンタルクリニックがあるので、ここに足を運んで診断した結果PTSD が認められなかったからといって諦める必要はありません。
本当に専門的にPTSD そのものを研究しているような医療機関であれば認定される可能性も高くなりますので、こうした医療機関を見つけた上で検査をするようにしましょう。

もちろん交通事故発生からヶ月以上が経過しなければ申請することもできませんから、それまでの間は示談に応じず怪我の治療やその他の書類手続きなどに専念した方が良いでしょう。
細かな症状などは常にご家族にも相談しながら可能な限り安心できる環境を整えた上で日常生活を送りましょう。